This is it

舞台大好き。映画も大好き。私の見たもの日記のようなものです。

2020年観劇まとめ

 

 

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〈2020年観劇リスト〉

1月

きだりあじょっし

ファンレター

SOML

 

2月

ヴィンセントバンゴッホ

女神様が見ている

SOML×2

 

ねじまき鳥クロニクル×5

天保12年のシェイクスピア

 

3月

4月   完全閉鎖

5月

 

6月

帰還(配信)

失われた顔(配信)

 

7月

Defiled(配信)×3

ブルーレイン

ショーガール

 

8月

伝説のリトルバスケットボール団(配信)

M!(配信)×3

Defiled博品館版(配信)

メイビーハッピーエンディング日本版

 

9月

KーMUSICAL ON Air(配信)

       ファンレター

       赤壁

       ザ・フィクション

VIOLET×2

ビリーエリオット×5

6時退勤(配信)

君の庭(配信)

 

10月

35MM×2

35MM配信版

メイビーハッピーエンディング韓国版(配信)×2

星の王子さま(配信)

RENT

 

11月

ナイン

フリーコミテッド×4

フリーコミテッド配信×2

私とナターシャと白いロバ(配信)

狂炎ソナタ(配信)

 

12月

ホリプロコンサート

 

韓国

観劇5作品7公演

配信11作品14公演

 

日本

観劇11作品24公演

配信4公演8公演

コンサート1公演

 

日韓とも2020年問題と言われて、うれしい悲鳴をあげていた去年の今頃。

幕が上がれば突然降って湧いてきたコロナという災いに全てが消されて

別の意味での2020年問題となってしまいました。

3月公演からの怒涛の公演キャンセル。春から夏にかけては、

このまま演劇は生き絶えてしまうのかとも思えて戦慄を覚えたけど、

演劇界側と観客側がタッグを組んで支え合って。

「配信」という苦肉の策がそのまま演劇の新しいもう1つの形になりました。

 

それを「演劇=舞台」と言えるのかどうか。

それは賛否両論だけれど、演劇から距離の遠い人たちへの門戸を広げてくれたという

意味ではとても良かったと私は思います。

俳優さんたちの呼吸に合わせて、会話するように見る舞台に勝るものはないけれど、

反面、お茶を飲みながらまったり舞台を見るというのを味わってしまうと、

それはそれでクセになるというか・・・笑

舞台が再開するまで、本当に楽しませていただきました。

舞台が再開してからも、別の視点から同じ舞台を見るのもなかなか楽しいです。

見方が違うのだから、同じものをそこに要求しちゃダメだよね。

気持ちを切り替えて見方ごとの楽しみ方をすれば、また世界が広がるような気がします。

とは言え、どちらがいいかと言われれば、そりゃ断然、生ですよ。やっぱり。

 

夏とともにようやく公演再開。

最初の舞台は、ソーシャルディスタンスにこだわりすぎて、

なんだか分からなくなっていたけれど、最初の1歩を踏み出した勇気に拍手でした。

 

もちろん渡韓への道はまだまだ見えないけれど、

とりあえず日本国内の舞台活動が再開されて、推しの怒涛の頑張りに支えられました。

成河くん、本当にありがとう〜〜〜〜〜!

 

 

最優秀俳優賞

 

☆成河

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そんなわけで、やはり今年の最優秀作俳優賞もぶっちぎりで「成河」くんですっっっっ!

コロナ前の「ねじまき鳥クロニクル」から始まり、

コロナ後の「Defiled」「VIOLET」「35MM」「フリーコミテッド」のラインナップ。

今年の観劇の半数を占めました。←1作品ごとの回数がハンパないのでww

 幻となってしまった「ある馬の物語」は、今でも本当心残りなので、

いつかきっと再演して欲しいなって思っています。

2021年は頭おかしいくらい演るって言ってくれてるので頼もしい限りです。

ついて行くっっっっっ!

 

キュンキュン新人賞

 

☆大貫勇輔

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何というか、前から好きは好きだったんですが、

今回の「ビリーエリオット」で、オールドビリーだけでなく、その他のアンサンブルでも

一瞬の登場も逃さず、釘付けになって、完全に堕ちました。

足先から指先まで美しい所作と踊りと、天使のような笑顔に癒され、

「ルパンの娘」も頑張ってみたよ(^◇^;)

 

逢いに行きたくてたまらない賞

 

☆カンピルソク

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なんて言うか、どうしてここまで好きになっちゃったのかわからないくらい好き。

2020年は新しい挑戦と、演劇に、はまり役と縦横無尽な活動をしていたのに、

最初の2作品しか見られなくて、本当に残念でした。

海の向こうの活躍を涙をのみながら応援し、身を案じております。

特にソクさまのナナヒン、最高に観たかったよ。

コメディも踊りも大挑戦だったサムシングロッテンは、

公開練習をフルで配信してくれたから歌は堪能できたけど、やっぱり本編観たかった。

韓国の舞台は、延期が続いているけれど、

渡韓できるようになったら一番に逢いに行きたいです。

 

 

作品賞

今年のベスト6はこちらです。

いつもはベスト5なんだけど、どうしても選べずにベスト6になってしまいました(^◇^;)

 

☆ビリーエリオット

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このコロナ禍でも、がんばって公演してくれたガッツ。

そうだよね、1年このために頑張ってきたのに、中止になんてできないよね。

一部中止になってしまったけれど、そんなこと忘れてしまうくらい

ビリーの4人は本当に素晴らしかった。

最初は1回だけ見ればいいと思っていたのに、

気がついたらビリーコンプリートしてたと言う・・・・(^_^;)

 

ビリーそのものだった太一くん、負けん気の強さに元気付けられた海流くん。

バレエはもちろん歌声も素敵だったけど、タップの美しさにため息の出たデニスくん。

そしてもう1人の俳優として、舞台を引っ張っていった奇跡の調べくん。

 

そしてそして、なによりも作品を愛し、ビリーを慈しんでいた

オールドビリー&アンサンブルの大貫さんが本当に本当に魅力的で、釘付けでした。

あの澄んだ笑顔にどれだけ癒され力づけられたことか!

 

全ての要素において本当に大好きな作品。

毎回号泣で、心のデトックスをしてくれた「ビリーエリオット」ありがとう〜〜〜!

 

天保12年のシェイクスピア

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1度しかみれなかったけれど、とても印象深かった作品。

韓国創作ミュージカルの凄さに、「日本にもそんな舞台ないかなー」と

常々思っていたんだけど、まさにこの作品は「それ!」でした。

親切な字幕サービスのおかげで、あまりシェイクスピアをしらない人も

置いてきぼりにしない親切設定。

テンポといい、勢いといい、終始ワクワクして、

「日本にもちゃんと誇れる作品あるじゃん!」って唸りました。

さすが井上ひさし先生っっ!

 

☆VIOLET

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コロナ禍で中止になって諦めていたものが、たった3日だけの奇跡の上演が叶い、

心の底から喜びました。

当然ものすごいチケット争奪戦で、危うく観れないところだったけれど、

お友達のご厚意でチケットを譲ってもらって行けました。

推しの成河くんはもちろんだけれど、主演の優河さんが本当に素晴らしくて、

彼女の歌と演技に希望をもらいました。

彼女だけでなく、カンパニー全体がひとつになっていて、

息をするように作品に没入できたような気がします。

それから藤田さんの演出も私はとても好きで、すっかりファンになってしまいました。

本来の演出から変更しての演出。

でもいつか、藤田さんがやろうとしていた演出で、再演してほしいなって思います。

 

☆키다리아저씨(ダディロングレッグス)

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2019年版でもベスト5に入ってましたが、やっぱり今年も入れてしまった(^◇^;)

日本版も好きだけど、私は韓国版の方が好き。

言葉は違うけれど、演出も歌も歌詞もほとんど同じなのに、

どうしてこれほど違って見えるのか、言葉を抜きにしても不思議です。

特に推しのソクさまジャービスは、振り幅がとても広くて魅力的なジャービスでした。

可愛くて、かっこよくて、かっこ悪くて、愛おしいソクさまジャービス

2019年の11月に観て、どうしてももう一度見たくて

お正月に家族を巻き込んで観に行ったのは遠い昔に思えてしまうけれど、

無理しても家族で渡韓しておいて良かったなと思っています。貴重な時間でした。

そしてそして、退勤の時のソクさまの神対応に涙したのも素敵な思い出です。

 

☆THE STORY of MY LIFE

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2019年、念願の日本初演を観てこの作品に対する愛おしさが増しまして、

やっぱり観に行った韓国版の10周年記念公演。

これが2020年最後の渡韓観劇になってしまったのは、残念と言うか、良かったと言うか。

残念ながら一番観たかったソクさまトム×ソクジュンさんアルは観れなかったけれど、

弾丸で行ったのにソクさまトムで2公演観れたのは本当に奇跡でした。

アルは、ドンファくんと、チャンヨンさん。

まるで両極とも言える2人のアルとのやり取りは、まるで別の作品を観ているかのよう。

トムの心の中にいるアル(のイメージ)と、トムを超えたかったアル(実物)に対して、

自在に変化するトム。ぶつかり合ったり、捕まえようとしてするりと逃げられたり、

逆に逃げたり。2人の心の葛藤がとてもリアルで、他のアルとならどうだったのか、

全部の組み合わせを観てみたくなります。

実は前回のSOMLの時、ソクさまトムは若干煮詰まっていて、「ソクさま、トムはもうおしまいなのかな?」と半分思ったりしたのでしたが、今回、生まれ変わったかのように生き生きしたトムで、「やっぱり大好き〜〜〜〜〜!!!」と心で叫んだのでした。

 

☆フリーコミテッド

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初演のサムの選択に共感できず、正直あまり好きになれなかったのですが、

再演はガラリと変わって、とても好きになったと言うww

成河くん的には不本意なのかもしれないけれど、

清濁併せ呑む

正義を貫いて、人から離れるよりも

一歩引いて、人と交わる方が、心が何倍も広くて豊かなんじゃないかって思った。

成河くんが、時の流れとともに「成長」した結果、

再演のトムがいるような気がします。

そういう風に感じられたことも、大好きになった理由なのかな。

 

 配信賞

 

1、私とナターシャと白いロバ

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本当はソクさま白石で観たかったけれど、贅沢は言えません。

ウォングンさんの白石はちょっと駄々っ子のような可愛い白石で、

それはそれでよかった。

なにより前に出て主張しないので、ジャヤの頭の中の白石っぽく、

ハナさんジャヤの可愛さ、切なさ、愛おしさがより際立って、本当に泣けた。

この作品には縁がなくて、なかなか観に行けないけれど、配信で見られてよかった。

白石は、詩人としても好きなので、配信賞!

 

2、メイビーハッピーエンディング

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この作品も、縁がなくて行けていないのだけど、配信が2回もあって嬉しかった。

ミド 、ムンソンさん、いつが観たい。けど、配信のキャストも素敵でした。

日本版も観たけど、断然韓国版が好き。←比べちゃダメね。

よりロボットっぽく、感情を持て余す彼らがいじらしく愛おしい。

可愛くて奥深い素敵な作品

 

3、伝説のリトルバスケットボール団

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これも前回見逃していて、次は絶対見ようと思っていた作品。

特にジェヨンさんのジョンウが観たくて、配信のキャスト見たとき、

手を叩いて喜んじゃいました。

後のキャストさんは全然知らない人たちでしたが、それぞれかわいかったな〜。

そして、配信ならではの視点にカメラが入っていて、見応えありました。

いろいろな配信が出てきて、配信カメラの技術や演出が上手くなってきて、

これはこれで新たな世界の扉を開いたって感じでワクワクします。

 

 

韓国も日本も感染対策の中、できる最善のことをして舞台を上演してくれているけれど、

明日が見えず毎日が綱渡りのよう。

そんな中頑張ってる役者さんやスタッフには本当に頭が下がります。

 

演劇は必要。

心が折れそうな今こそ、必要なものなのです。

 

 

やる側が腹を括ってくれているなら、見る側も腹を括って見届けたい。

今年もついて行きますから、頑張って欲しい。

みんなで頑張ろう。

 

今年もよろしくお願いします。