あんにょんです。
あちらこちらで桜が勢いよく咲き乱れ、
とても綺麗な週末。
お仕事続きでやさぐれ気分がはれない私。
それを晴らすべく、
千秋楽前のこちらを、やっと見に行くことができました。
「十二夜」
ちまたで「いい、いい」と、噂を聞いていて、
行きたいとずっと思っていたんですよね。
私にとってはシェイクスピアデビューのこの作品、
橋本さん以外はみなさん、初めて見る方々の舞台で、
お話も、あえて何も調べないで、
まっさらなまま見せていただきました。
音楽のような台詞まわし
謎掛けのような言葉遊び
それをまどろっこしいとか
難解とか思うか、
音楽を聴くように
するりと心に入ってくるか、
好みははっきり分かれるでしょうが、
私は好きかも。
このキャストで歌わないなんて!
って思ったけれど、
歌わなくてもこのキャストの意味が、
わかったような気がしました。
その中で、唯一歌を歌う役
フェステ(道化)
彼がとても素晴らしくて
ぐっと引き込まれました。
道化が舞台で縦横無尽に駆け回るのは、
やっぱりシェイクスピア(の時代?)ならではなんでしょうね。
彼の存在を、すんなり受け入れられる人は、
きっと彼が好きになったはず。
成河(ソンハ)さん。
彼は「SP」で見たことあったかな。
新しいところでは朝のTV小説にもでていたとか。
私は見ていないので分かりませんが、
彼は、きっと画面で見るより、舞台で見る方が良いと思う。
本当に本当に素晴らしかった。
すっかりファンになってしまいました。
日本の役者さん好きになるなんて、かなり珍しい(笑)
「真夏の夜の夢」のパックとかやらせたら楽しそう。
変な顔でキャプしてすみません。
自由きままな道化。
でも、阿呆はバカではないんだよね。
阿呆を演じることで何のしがらみも持たない自由な羽根を持つ。
彼の演技を見ていたら、ふっとあの人を思い浮かべてしまい舞いした。
カン・ピルソクssi
ソウルで2012年に彼の「Dr.Zhivago」のパーシャを見ました。
その時からかなり好きな俳優さんですが、
彼の演技にとても似ていると思いました。
舞台の上ではねるピルソクsii
とてもチャーミングで、奥の深い演技に震えました。
彼を思い浮かべたら、それからどうしても彼と重なってしまう(苦笑)
成河くんの演技がもっと見たいと思いました。
これから主演級の舞台もたくさん待っているようだし、
見に行けると言いな。
今日、東京公演千秋楽。
これから西へ
大阪、大分と行かれるようですね。
ぜひぜひ。
とても良い舞台でありました。