This is it

舞台大好き。映画も大好き。私の見たもの日記のようなものです。

エリザベートデビューだったんですけど

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小雨降る日曜日、
こちらに行ってきました。

今日本で一番チケットが取れないミュージカル〜だそうな。

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私の目的はこちら。
城たんこと城田優くんのトート。

ああ、なんて見目麗しい。
前回の「レミゼラブル」とは、打って変わって華やかな正面玄関です。

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本日のキャストはこちらでした。

城たん、松也、古川くんの日曜マチネ。
んふ。
見目麗しいナムジャセレクト(笑)


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主要キャストは全てWキャスト。
右のキャストが私的にはベストですが、

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MV見た限りでは、
いっくんは意外にも化けそうな予感。
佐藤フランクは、よかったぁ。
やっぱり音が正確で、お上手。

井上くんに関しては・・・ノーコメントで(爆)
偏見と言われようと、
私のお肌には合わないのよ。
ルドルフだったらいいんだけどwww

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エリザベートデビューな私には、わかりませんが、
舞台装置もがらりと一新したそう。

韓国バージョンとも全く違いますね。

エリザベートに触れたのは、韓国バージョンが初めて。
だから私の中のイメージは韓国バージョンなの。

それも伝説の
トート:ジュンス
ルキーニ:パク・ウンテ


日本と韓国は全く違うものだと思ってきたけれど、
やっぱり音が聞こえてくると、
彼らの顔が思い浮かんでしまいます。
が、
それは必死に抑えつつ。

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城たんトート

登場があまりにかっこよくて、思わずため息。
すらりとした長身、
すっと通った鼻筋、
彫りの深い瞳。
それに加えて、この世のものでないオーラがムンムンで、
やっぱりトート素敵でした。

そしてぞくっとするような低音。
ぞくっっときました。
前回の「ファントム」の時と別人の声。

この方、声の高さを変えられるのね。
すばらしい。

ダンスは・・・ちょっと踊らされてる感なきにしもあらずだけど、
主要なところはしっかりしていたし、
なんて言っても、歌も演技がそれがあっても有り余るほどだからOK.

舞台映えするのよ本当に。

長いマントを翻し、
長い肢体を想いのままに魅せる。
そこに座っているだけでトートなの。

2幕の途中からもう完全に眼がイッちゃってて、
アンコールも完全にこの世の人ではありませんでしたwww
「別格」と言う言葉がふさわしい。
彼を見るだけでも、見る価値ありと思ちゃう。

城たん、ファンじゃないんだけど(爆)
日本で唯一私をキュンキュンさせてくれる人。

舞台でちゃんと生きて欲しいんだけど、
まだTVとかにも未練がおありだそうで、それがとても残念。
早く本気になって、
日本のミュージカル界を支えて欲しいんですけど。

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松也ルキーニ

ウンテさんのルキーニが頭から離れない私にとって、
できるだけ近いイメージを感じた彼をチョイスしたのだけど、

う〜ん。
やっぱり違いました(あたりまえ)
比べちゃいけないよねぇ・・・(汗)

演技はお上手。かましも上等。
さすが歌舞伎の方です。

お歌だってもちろんお上手なんですが、
前半飛ばし過ぎた?

今日の公演は、かなり声がお疲れのようで、
声が割れたり掠れたり。
掠れすぎて高音は消えちゃった部分もあって、
本当に残念。

ストーリーテラーとしての役割をちゃんとこなし、
所々アドリブも加えて、観客を引き込んでくれるんだけど、

キッチュ」は、ちょっと歌舞伎すぎて私にはちょっと(苦笑)
もっとおちょくり倒して欲しいのに。

トートって、かなりいい加減でお調子者で、
軽いイメージなんです。
だから、私にはちょっと重かったです。

それから「ミルク」
これは彼のせいじゃないんだけど、
振り付けがかっこわるい(涙)

「ミルク」は
私の心を鷲掴みにしたナンバーなので、
超思い入れがあるんです。
だから、あの地団駄踏んでるような振り付けはかなりがっくりきちゃって(涙)
せっかくアンサンブルさん、ステキなんだから、
もっと魅せる振り付けにして、
ルキーニには高らかに歌って欲しかった〜〜〜(涙)

猛烈にウンテさんの「キッチュ」と「ミルク」が聴きたくなっちゃって(笑)
帰りはヘビロテ←松也くんごめんなさい。

ここは好みの問題なので、仕方ないですね。

ルキーニはほとんど出ずっぱりなので、
松也ルキーニ、ラスト近くはかなりヘトヘトっぽくて、
声といい、体力といい、本当に心配です。

ちゃんと調整して、
8月の楽まで息切れしないようにがんばって欲しいな。


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古川ルドルフ

見目麗しい青年ルドルフで、登場からずっと満足です(笑)

2幕途中からの登場なので、出番は少ないけれど、

「闇が広がる」
ああ、本当の良かった。
大好きな曲なので、絶対決めて欲しかったのよ。

城たんトートの妖しい低音に誘われるように
頼りない声がだんだん自信に満ち,
力強くなっていく様が
本当に素敵でした。

この舞台で一番心惹かれました。

そして、彼のラストで、
トートにキスする場面、キュンキュンでした。
ルドルフは
自分からトートを求めたんだね。
操り人形ではなかったことが
なんだか嬉しくも切なかったな。

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佐藤フランツ

かなりスルーだったんですが(失礼)
開けてみるとよかったわぁ。

ちょっとクマちゃんチックだけどそこがまたフランツっぽくて。
綺麗な音程。
若いときは若々しく、
歳を取るにつけて声色が変わり、
ラストの「夜のボート」は最高でした。

優柔不断で、
ゾフィーの言いなりで、
結婚してからはシシィの言いなりで、
影の薄いお人形のような皇帝。

いいとこなしのフランツですが、
でもシシィを心から愛していたフランツ。

事にこの舞台では、
彼がいてくれてよかったととても思ったのでした。


なぜかというと・・・。

ううっ。

シシィが・・・ひどすぎる。
彼との「夜のボート」はすばらしかったけど、

なんでトートとの歌で、
必ず音を外し、声が裏返るのか。
いや
ソロでもだいぶやっておりまして、

私も、一緒に行ったみなさんも、
アンコールでは彼女に拍手は贈れませんでした。

本当に残念。

たぶんお歌は下手じゃないと思うの。
だって、「夜のボート」(だけは)よかったから。

エリザベートは冠だけど、
私にとって、「主役」じゃないので、
どっちでもいいや
って思っていたのが間違いでした。

花總まりさま、ごめんなさい。
もう一度見る気になったら、
ぜひぜひあなたさまのエリザベートを選びたいと思います。

ああ
これ以上書くとマジで吹き矢をふかれそう。

最もチケットの取りにくいミュージカル。

でも、
もういいや。

ナンバーはこんなにも好きなのに。



帰りにヘビロテしてしまったこちらをぺたり。

韓国も今年はキャストが総入れ替わり。

私には縁のない演目なのね(泣)