This is it

舞台大好き。映画も大好き。私の見たもの日記のようなものです。

千秋楽前の素敵なお話



あんにょんです。
静かな日曜日。
午前中は雨が降って肌寒かったけれど、
雨は上がったようですね。

ちびを試合に送り出し、
ひとりでお出かけ。

静かな休日ですが、
心はふつふつと熱いです。
それは昨日、こちだを堪能したから。

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ふふふ、気の利いた看板もありませんでしたが。

仕事を無理矢理抜け出してきた甲斐がありました。
本当に本当に
楽しい時間でした。


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彼方くんのインスタからお借りしました。

この画像のまんま、
なんともぶっちゃけたゆる~いトークショー

「グランドホテル」の話を中心に、
たくさんのお話を面白おかしく聞かせていただきました。

2人がどんだけ仲がいいのかもよくわかったし、
2人がどんだけ舞台への想いが熱いのかも、
ビシバシ伝わってきて、
こちらも胸が熱くなりました。

コトに、
日本の演劇、ミュージカルの
型にはまったところを、
なんとかぶち破って、自分たちのやりたい舞台を作り上げたい。
でも、
現実の高く熱い壁に時に不貞腐れ、
でも次の瞬間には、また、果敢にぶつかっていく反骨心。
そんな彼らの戦う姿が嬉しかったです。

翻訳劇の難しさは、言葉にあり。

舞台に限らず、映画やドラマも
観るたびに原語と訳語のズレに
違和感と難しさを感じていた私は、
彼らの話に本当に手を叩いて喜びたかった。

原語のニュアンスを完璧に変換することは不可能。
それはわかっている。


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「Old socks」

オリジナルの「グランドホテル」で、
男爵がオットーのことを最初からそう呼ぶんですが、
日本版では、REDは「友よ」GREENは「ともだち」と呼びます。

これって、すごく愛しい友人に親愛を込めて呼ぶ言葉なんですよね。
韓国語でいう「ちんぐや」「ひょん」に近いものを感じます。
だから、日本版ぷらんけんで、
「ぷったけやちんぐ」「ねちんぐ、ビクター」の「ちんぐ」が、
どんな風に訳されてしまうのかすごく気になってしまったのは内緒。


この一言に男爵の想いがこもっている。

でも、日本語には残念ながらそういう口語はなくて。
だから最初の翻訳された台本にはそれが書かれていなかった。

でも、この一言がとっても大切なんですね。
それはすんごくわかる。

それをこだわりにこだわって、
それでも納得できなくてもがいているオットーと男爵がとても好き。

「客席に届くか届かないかくらいの軽く、小さな声で、さらりというんだ。」

男爵のこだわりの一言。
そしてそれを受けるオットーの一言。

それが今日の舞台の一番のみどころ。

言葉は役者の命だもの。
その一言を生かすために、
言葉の届かないところを演じることで支える。
そんな心をを受け止めたい。

台詞の1つ1つを大切に、
意味を込めて、
心を込めて紡ぐ舞台を堪能したい。

「ミュージカルだって、歌や踊りの前に演技が大切。
練習する時間がなくても、紡ぐ言葉を大切にするべきだ。」
そう熱く語る成河くんの言葉に、
本当に拍手喝采を捧げたかった。←実際したけどwww.

日本にも、まだまだこんなに舞台を熱く語る役者がいる。
それが嬉しくて。
2人が本当に愛おしくて愛おしかったです。


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「GREENとREDどっちも見た人」

成河くんの質問に大部分の方が手を上げたら、
目を丸くして、
「え。だって2万4千円だよ?」
いや、もっとですけど(笑)

「明日の千秋楽行く人」の質問にも、たくさんのてをあげたら、
「やべぇ、泣きそう」だって。

REDのチケット結構大変だったのは知っているけれど、

成河くん、自分の演技の価値、わかってないよww

「チケットパワー、それがなんぼのもんじゃい!」
って思いながらも、
現実のプレッシャーを真摯に受け止めて←不貞腐れて?
謙虚に話をする成河くんだけど、
目がぎらぎらしていて、そんなところが好き。

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熱いトークありがとう。

最後のお見送りで、
まっすぐ目を見て話をしてくれた成河くん。

破顔で豪快に笑いながら握手をしてくれた彼方くん。

その顔が、今も目に焼き付いています。

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さ、ラストステージ。
楽しませていただきますっ!


って、結局終演まで送れなかった記事(涙)

舞台終わっちゃったけど、
とりあえず、レポ前に更新しておきます。