てんこ盛りの「シャーロックホームズ2」

4月の最後の日、「シャーロックホームズ2」を見てきました。

韓国ミュージカルのリメイク。

テンポの速い展開、膨大なセリフ、歌詞に、

本家本元はかなり敷居が高い作品なので、

日本語というだけで助かります。

1作目も おもしろかったので、ワクワクしながら池袋へ。

早めに着いたので、ランチを1階でのんびり食べていたのだけど、

ふと嫌な予感がして、チケットを確認すると、

14:00だと思い込んでいた開演は13:30！

只今、13:22。

前に1時間間違えて1幕まるまる見逃したという失態を経験しているので、

青くなりました。

ふぅ。あぶない、あぶない。

タイプライターの音から始まるワトソンの歌。

のっけからドラマチックで、好きなナンバーです。

一路さん、いい声。

これ、ほとんどの出演者がいきなり登場して、10分以上も続くナンバー。

これだけで疲れちゃうんじゃないの？と思ってしまった。

ホームズ役の橋本さとしさんは、冒頭の歌の後半からの登場。

彼のパート、めっちゃ難しいリズムで、

思わずため息出ちゃいました。

彼、本当にこういうのうまいですよね。

しかも、合間に笑いを入れたり、妙に艶っぽかったり。

小ネタ満載で、終始お客さんを飽きさせないのは、さすがです。

実はこのナンバーだけ、韓国バージョン見ていたんですが、

プリンシパルだけでなくアンサンブルまで、見事な歌いっぷりで、

オリジナルに負けないくらいのクォリティにちょっと感動です。

(帝国劇場以外にも、こんなに歌える人たちがいるじゃんwww)

でも、歌詞はかなりグロい(爆)

よく聞いていると、ギョッとします。←この作品、ホラーだったかと思うくらい

ネタバレ厳禁なので、これ以上は❌だけど、

私的にはかなり「えええええ～っ！」な展開でした。

いい意味でね。

前半は、これでもか！というほど、たたみ込むようなてんこ盛りで、

息をするのも忘れます。

幕間で、みんなでため息ついたほどですから。

後半は、じっくり考えさせるって感じです。

前作よりもずっと深くて、面白いと思いました。

びっくりなのは、マリア役の秋元才加ちゃん。

AKB48だったっていうから、かなりなめていました。ごめんなさい。

すごくいいです。

華もあるし、演技もいい。

何より、声がいい！

いい声で、声量も大きくてとても響くのよね。

これからがとても楽しみな女優さんです。

彼女の次回作もぜひ、見たいと思いました。

wキャストこの回は小西くんでした。

小西くんは「十二夜」に続いてでしたが、

やっぱり、「なんで歌わなかったんダァ～！」と叫んでしまうほどよかったです。

彼の影のある役、好きです。男の色気ムンムンなんだもん。

別所さんは、だいぶ遅れての登場ですが、存在感ありました。

何より、想像以上に歌えて、歌えるキャス陣の中にいても、引けを取らないのね。

でも、かなりお太りになりました？

輪郭が四角くおなりでした(笑)

最初「だれ？」って思ったほど。

韓国ミュージカル俳優さんに、イ・ゴンミョンさんという方がおられるんですが、

(日本でもよく公演されているので、ご存知の方も多いですかね？)

その方にとても似ているような気がして、嬉しい誤算でした(^ ^)

(私は好きなので)

とにかく、クォリティもボリュームも、たっぷりなので、

終わった後の満足感もたっぷり。

マチソワでは、とても見られない(爆)

見ている側がそうだから、演っている側の消耗はすごいだろうなぁ。

そっちの方でも、出演者の方々には、敬意を払いたいです。

まだの方はぜひ！