This is it

舞台大好き。映画も大好き。私の見たもの日記のようなものです。

フランケンシュタインガラジョー

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あんにょんです。

ソウルの街の寒い寒い雲がこちらにもやってきたようです。
寒い寒い。
いきなり冬の陽気に震えております。

この寒さの中(いや、もっと寒いのかも)、昨日、
徳寿宮で、「フランケンシュタインガラショー」がありまして、
主演の方々がそれぞれ歌われたようです。
ああ、行かれた方が羨ましい・・・。

そしてこのガラショーで、華々しくデビューした
アンリ・怪物役のチェ・ウヒョクくん。
このショーは半分、彼のお披露目でもあるのね。
一番たくさん歌っておりました。


ドンソク王子とのデュエット。
ドン・ビクターすごそうな予感。
今までのどのビクターよりも冷酷で猟奇的な感じです。

注目のウヒョクくん。
さすがに1000人の中から選ばれただけあって、声量も声質も魅力的です。
ドン・ビクターに負けない声。
ちょっと固いけれど、彼のアンリはそう言うキャラなのかな?


ソロで歌う「君の夢の中で」
アンリのビクターへの想いの丈を語る歌ですが、
これを見ると、彼のアンリは、
どのアンリよりも平凡で、愚直で、そして儚き命なんだなぁ・・・と感じました。
何もしらない可愛い後輩風?

無力でひ弱な「うさぎ」が、炎に飛び込みその身を捧げる「月のうさぎ」そのもの。
ただ、捧げる相手が神ではなく、
神に勝負を挑む「ビクター」だったことで、
尊い命になるはずが、
野望の為に利用される儚い「鴨ネギ」に貶められる悲劇の主人公って感じかな?



無垢で疑いのないアンリを、
唯一の親友の心に感謝しながらも、
その裏で彼の命と冷酷無残に「創造物」の完成を両天秤に掛けていたビクター。

創造物=怪物となり、それに復讐されたことで、
自らの傲慢さを後悔するこの歌をドン・ビクターは、
意外と素直に反省し、淡々と復讐を受け入れるような感じ?
私は最後まで冷酷で傲慢を貫き通すゴン・ビクターが好きだったので、
結構新鮮でした。
(新鮮すぎて、こんな歌あったか?とまで思った(爆))

これは実際に演じたときにはどうなるのか、とても楽しみです。


さすがのチサン怪物。
前の怪物よりも、少し大人で強い感じ?

やっぱり前回の仔犬の怪物から変えるのかな?
キュンキュンな瞳のアンリ・怪物、結構好きだったんだけどな。
どんな解釈に今度はしたのかとても楽しみです。



そして、そして、
一番楽しみだったウンテさん。
彼の決め歌だった「君の夢の中で」を新人ウヒョンくんに譲り、
歌った曲は、怪物が唯一心を通わせた人間カトリーヌと幸せを夢見た
怪物が一番幸せだった時の歌。
(結局この後、カトリーヌに裏切られて絶望するわけですが)

ウンテさんの歌が優しい・・・。

柔らかで優しい歌に心癒されます。ほろり。
声を張り上げ絶唱するだけが素晴らしい歌ではないということを、
痛感します。
「ジギル&ハイド」、「JCS」と経て、
去年の歌よりも数段深みのある歌と表現力に、
大きな成長を感じます。
この方、どこまで上れるんだろう?

でも、ウンテさんの怪物も少し大人になった?
この歌の時は、無邪気で無垢な子どものような怪物でした。
カトリーヌと幼稚園児のような恋をして、
未来を夢見た可愛い怪物。

これが大人になると、どんな風になるのかな?

ウンテさんにしろチサンさんにしろ、
大人っぽく見えるのは、
彼らの成長の証なんでしょうか?

円熟した再演、本当に楽しみです。


ところでこちらは、リハーサル時のドン・ビクターとウヒョン・アンリ。
どんだけ寒いんでしょう。
もうダウン着込んで、ドン・ビクターの黒いマスクが微笑ましい。
最初のかっちりキメキメのドン・ビクターと比べると笑えます。


ちなみにリハの時のウンテさん。
ああ、ウンテさん、リハ時でもステキです