This is it

舞台大好き。映画も大好き。私の見たもの日記のようなものです。

2月の「フランケンシュタイン」は3ウヒョクくんレポ

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あんにょんです。
今日も冬空、めっちゃ寒かったです。

今日のドンウンペアがすごくよかったらしく、
あちらこちで喜びの声が上がって、
その度に身悶えてしまう私。

もう少し、もう少し。

ってなわけで、
先月の「フランケンシュタイン」レポ。
行きます。

2月に初めましてのウヒョクくん。
まさかまさかのウンテさんショックで、
これまた、まさかまさかの3ウヒョクっちゅ~ことに。

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2/25ソワレ

ビクター/ジャック:チョン・ドンソク
アンリ/怪物:チェ・ウヒョク


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2/27ソワレ

ビクター/ジャック:チョン・ドンソク
アンリ/怪物:チェ・ウヒョク


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2/28ソワレ

ビクター/ジャック:ユ・ジュンサン
アンリ/怪物:チェ・ウヒョク



ドンソクくん、トータルしたら結構観てましたね。
結果的に2ドンニュはよかったかもしれない。

ドンビクターは、前回見たときよりも切れちゃった感が安定して、
狂気が馴染んでいました。
わがままで俺様なドSビクター。
そのお子ちゃま度も魅力的で、ついつい目がいってしまいます。

それに対してのウヒョクアンリのこれまた意表をついた坊や度がハンパなく、
エプロンつけての出てきたとき、
「ひとりでできるもん」(NHK教育のお子さま向けお料理番組)かと思いまいた。
足の縫合する仕草もなんだか初めて大根洗っているお子ちゃまのようで、
も、萌えてしまうぅがなぁ~~~~!!

いや~、物語に合うかどうか別として、かわいいっ!かわいすぎる!!!
これで堕ちた乙女は数知れないだろう。
そのくせ、歌うと「誰?誰が歌っているの?」と思うような低音で、
そのギャップったら。

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このペア、「ドンニュ」って言うらしいですが、
本当になんていうか、もう、フレッシュでキュンキュン。

ウヒョクアンリ、最初はドンビクに噛み付かんばかりに反発しているけれど、
「♬ただひとつの未来」で、
ドンビクが「もっと素晴らしい人間の世界観を作りたいのだ」と、
自信満々に歌い上げているところで、早くもフォーリンラブ。
瞳をキラキラさせて握手を求めて上に上がるところは
尻尾がプルプルしてるのがお尻から見えるようです。

ドンビク、誘うように「ぷったげや、ちんぐ」と、
アンリの頬を撫でるところは、ツンデレの王道。
それでウヒョクアンリったら、
それに頬を赤らめ(た、ような表情)するんだなぁ、これが。
そんでもって「♬それでもきみは」で、にっこり笑う彼は、
もうすっかりビクターの虜。

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ドS飼い主と、彼にじゃれつき尾っぽを力一杯振っている子犬の図完成です。
これを乙女が萌えないわけがありません。

ドンビクはそれがまんざらでもないようで、 
いいように突っぱねるくせにアンリに甘えている感じ。
ああ、その関係、鉄板ね。

ドンソク王子の舞台をちゃんと見たのは「フランケンシュタイン」が初めてだけど、
思っていたよりずっと、はっちゃけているのね。
もっと真面目で堅いのかと思ってました。

特に1幕ののドンビクはいい。
もう楽しくて仕方がないって感じで、
のびのびと思いっきりツンデレしているんですね。

「一杯の酒に人生を盛り」では、アンリが「踊ろう」と言う前から
ノリノリで身体が動いちゃって、
「お前、ダンスはこうやって踊るんだ」と
言わんばかりにアンリに踊りを見せつける。
そんでもって背中から女の子がすり寄ってくると、
気持ち良くて歌がトロけちゃうし(笑)←ここ最高に好き。
酔っぱらいは何をやっても許される(爆)

アンリがいようと、ルンゲがいようと、構わず1人で突っ走って、
アンリとルンゲが一生懸命それについて行こうとしている。
まあ、その辺も仲の良さがよくでていてほっこりします。

余談ですが、
ルンゲはいつからあんなにおじいちゃんになっちゃったんだろう?(笑)
前はもっと、腰も立ってて、若い設定だったと思うんだけど。

ビクターに振り回されっぱなしな2人の様子もとても面白くていいんですが、
いかんせん、ウヒョクくんは新人さんだからさ、
王子についていくのに精一杯なわけなんですよ。

ひっぱられているうちは、王子に合わせているので、結構イケているんですが、
振り切られてひとりにされると、突然真っ白になっちゃうときがある。
もちろん歌もセリフも飛んじゃったりしないんだけど、
そういうのがないところ、ね。

主線はちゃんと押さえてあるから、
彼の舞台しか見てなければわかんもないかもしれない。
でも、舞台の上で、1人置いていかれて、
「とにかく何か動いていよう。」って感じの場面がところどころあって、
それがとっても気になるぅ。

それはチサンくんもそうなんだけど、
場面によっては、その場に静かに立っててもいいのに、
とにかくじっと立っていられないし。

ちょっと振り返ってやれよ。と思うけど、
振り返らず突っ走るのがドンビクなのよね。このドS!(笑)

結構自由にやっていると思われていた「フランケンシュタイン」ですが、
やっぱり「基本の形」って言うのはあるのかもしれない。と思った、今回の公演。
前回見たときは、まだ試行錯誤で、その時々にやることが変わっていたけれど、
今回はかなり「形」というものを感じました。
ウヒョクくんとチサンくんの動きがよく似ていて、
ウンテさん見ないとなんとも言えないけれど、
ウンテさんも同じなら「形」やっぱりなのかもしれない。

でも、チサンくんとウヒョクくんの違いは、その「形」
(もしかしたらチサンくんの「形」かもしれないけれど)を、
「形」に見せてしまうか、見せないかということ。

例えば、エレンが語る「寂しい少年の話」で、彼女の話を聞くシーン。

見ていない人は見ていないスポットライトから少し外れた
いわゆる「サイド」な演技だけど、
アンリの人となりや心情の変化を知るための大切な演技でもある。

そしてまた例えば、
回想シーンのちびビクターのそばに膝をつく時、
チサンくんはビクターに寄り添おうとしてると感じるけど、
ウヒョクくんは、「そこで膝をつく」という、台本のト書きが見えてしまう。

そしてなにより気になってしまうのは、
チサンくんに、ものすごくそっくりってこと。
解釈、仕草や唸り方(ここは正確には初演のチサンくん)
でも、一番は歌!

声質や音程が似ているには良くあることなんだけど、
チサンくんは基本のメロディを独特の崩し方をするんですが、
その崩し方まで一緒だったりするから、
「えーーーーっ?」って思ってしまう。
そして彼の独特な声の潰し方とかも。

最初のドンソク王子との2回はそういう箇所が本当に多くて、
チサンくんのコピー?と思ったほど(失礼)。

彼はちゃんと歌や発声の勉強はしたことなくて、
独学でyoutubeなんかのチサンくんとウンテさんの動画を
何度も繰り返して見て、勉強したって言ってたから、
仕方がないといえな仕方がないのだけど、
これは早く治したほうがいいと思う。
(ジュンビクとやった時は、ウンテさん風なところも見受けられて、
「チサンくんだけじゃなく、
ちゃんとウンテさんの動画もちゃんと繰り返し見てたんね」
と少しホッとしたおバカ←偏愛してるから)

彼らしさもないわけじゃない。
だから、すごくもったいないし、気になる。
誰か、そこんとこ伸ばしてやって。


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ケムルは身体能力の高さが、噂通りで感心します。

若いっていいねっ。
躍動感溢れて、ドキドキします。

誕生したての初めて息をしたような咳込み、
あれは3人の中で一番リアルに感じました。
そう、あの時ケムルは初めて呼吸をしたんだ。
って、ジーンときました。

いちいちバネが効いていて、
2階から飛び降りて逃げるところなんか、
お猿さんのようで(笑)


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格闘場では、
ピッチピチのモムチャンにクラクラしました。
でもケムルは今回あんまり素早い動き格闘しないけど、
あそこは彼にもっと格闘させてあげたかったなぁ。

でも。

ルンゲを噛み殺した後、自分がしたことがわからず、
ただ獣のように舐めたり唸ったりするシーンがあるんですが、
その場面はまだケムルに意志や感情などないから、無意識の動きでいいんですが、
意味のない動きではないんですよね。

血の匂いを嗅ぎ、ベタベタとした感触、
口の中に入ったルンゲの肉の味、
そんなものを本能的に感じて、「学習」しているわけで、
壊れたねじまき人形のような動きをされると、つい眉をひそめてしまう。

また、歌の場面でも、「♬ナンケムル」も「♬ノエクム」も、
歌い上げる歌唱力は素晴らしいんだけど、
その感情を身体で表現できずに、
やっぱり無意味になんども手を広げたりするのが、イヤ。
せっかくうまいのに、あれはいただけない。

その動きはまた、チサンくんにそっくりで(苦笑)
もう、どんだけチサンくん好きやねん?

でも、チサンくんの動きはチサンくん独特のもので、
(私はあまり好きでないんだけど)
本能のままというか、そこにケムルの心があるならOKなわけ。

ミュージカルっていうのは、細かい描写は描かれていないから、
観客は歌やセリフのない場面での役者の動きや表情を読んで、
物語に入っていくわけなんですね。
だから、演じている本人にもよくわからない動きにはとても混乱してしまう。

「形式」を踏んだ演技もいいけれど、
形の意味=なぜそう動いているのかを表現してほしいの。


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演技の一つ一つに意味のない動きはない。
それは役を生きているから。

ウンテさんの舞台を見ていると、いつもそれを感じます。


彼は若いし、かわいいから、
にこりと笑われたら全て許してしまいたくなるけど、
フランケンシュタイン」という作品には思い入れが強すぎで、
やっぱり言いたくなってしまうのよぉ~!

私は「フランケンシュタイン」は、萌えるよりもどっぷり感動したいの!


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でも、3回目に見たジュンサンさんとの回は、すごくよかった。

演技が変わったなと思ったのは、
ジュンサンさんとの演技の中で引き出されたのかな?

熱いユビク(ジュンサンビクター)は、省エネビクターと呼ばれ、
激しい動きはしませんが(笑)←お年ですからwww
なく、笑う、怒る
そして舞台がどこへ行くのか心配になるほど、
縦横無尽に舞台を引っ掻き回しますが、
周りを全て巻き込んで暴れるので、
ウヒョクくんはすっかりユビクに引き込まれちゃったのね。

「♬君の夢の中で」を歌うウヒョクアンリは、
初めて本当の感情が溢れたような気がして、
ウヒョクくんの回で初めて私、泣けました。
これは号泣するビクターに感化されただけじゃないと思う。
(いや、ウヒョクアンリが号泣ユビクにつられ泣きしたんだとは思うけど)

ユビク、本当に泣きすぎだし(笑)
だけど、あの情に厚いビクターに絆されないアンリはいないのよ(T_T)
本当にアンリLOVEなビクター。最高に好きです。

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因みに余談ですが、この回のウヒョクアンリは少しウンテさん入ってて、
檻の中で ビクターに「出会ったときのこと覚えてるかい?」という時の
「きおんな?⤴」って、右上がりで、めちゃ萌えた(笑)

だって、平和な時代でエレンのダンスパートナー
後ろに髪を結いているのにキュン、
「殺人者」で、ルンゲの告白の時のアンリのシルエットにキュン、
2幕最初のケムル のシルエットにまたキュンしている私でしたから。
(出ていない舞台で、どんだけウンテさん探す?)

あはっ。

私、ウヒョクくんにかなり辛口ね。
新人の彼に求めすぎているのはわかっているの。
私がこの作品に求めることが多すぎるのかもしれない。
でも、そんな欲張りにしたのは、
ウンテさんとチサンくんだからね!(爆)

ウンテさんショックで、まさかの3ウヒョクくんで、
内心、めっちゃ凹んだのは確か。
でも。
アンリとケムルを主人公としてみていたこの作品を、
初めてビクター主人公で見れたのは、彼のおかげね。
(え?フォローになってない?)

でも、本来はビクター主人公が正しい関係で、
その辺のバランスの良さは、ウヒョクくんの回が一番だと思う。
多分、日本版もこの関係で作られるはずだよね。

エレンやジュリア、ルンゲ、シュテファン、ちびたち、アンサンブルに至るまで、
他のキャストに目を向けられたのも彼のおかげ。
新しい発見をさせてくれてありがとう。
(え?全然フォローになってない?)

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も、ウンテさんショックで精神崩壊したウンテさん偏愛な奴だから。
・・・ってことで許してください。