This is it

舞台大好き。映画も大好き。私の見たもの日記のようなものです。

ringhun的「子午線の祀り」予習〜1

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あんにょんです。

韓国観劇の興奮も覚めやらぬまま、
日本での公演もつつがなく楽しませて頂いております。
なかなか感想まとめることも難しいまま、記憶が消えていくのがもったいない。
なんとか、少しでもまとめたいとは思っています。←自分のためだけどww

そして目下、一番の楽しみなこの作品。
なにぶん、古典的な作品は初めてな上に、4時間の長丁場。
これではいくら成河くんが目当てでも、船を漕ぐこと必至(涙)
というわけで、ゆっくり予習したいと思います。

これは自分用のまとめですが、もし、ご必要な方がありましたら、
一緒にお勉強いたしませう。

上にもかきましたが、成河くんの義経を堪能するための予習ですので(笑)
かなり作品に対する解釈の偏りあります。
その辺はご容赦おねがいします。

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とにかく予習する上で、本を読まなくては。
探しに探して、古本屋にて購入。もう絶版なのかな?

そして開いてびっくり。
ああ、最初からなんて手強い本なんでしょう(汗)
少しずつ少しずつ、読み砕いて、とりあえず1回目の完読。

作品的にはそんなに複雑ではないんですが、とにかく登場人物が多いっ!
しかも呼び名がいろいろで、読み方も難解(涙)

セリフは現代風と古典とが融合していて、そっちも手強いんですが、
とりあえず、登場人物の把握から!
最低、これだけ押さえていれば、なんとか話に着いていけるかも。

なので、まず平家からね。←一応、主人公たちなので。

■平家

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平知盛(たいらの とももり)

中納言。主人公。平家のナンバー2。
壇ノ浦の闘いの頃は33~34歳。
う~ん、前回は年齢もぴったしだった萬斎さんですが、今度はちょっと・・・。
ビジュアル的に少し疲れた知盛さん風でしょうか?
戦のときは髪を結うのでしょうから、また少し感じが変わるのかな?

公開されたビジュアルを見るとかなり、現代風の演出になるんでしょうか?
どなたかが2.5系?って言ってたけど、う・・・ん、少しね。
でも前回の古典ばりばりよりも取っ付きやすい気がします。←なんていったら怒られる?

お話は、実質平家軍を操る(だって総大将は頼りなさ過ぎで)知盛が、
平家の落日を感じながらも、彼の肩にのしかかる源氏との戦に全霊をかける。
この作品は、平家滅亡までの彼の心の葛藤のお話になるのかな。


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影身の内侍(かげみの ないしのすけ)

ヒロイン。厳島神社の巫女で、俯瞰から物事を見る不思議な力を持っている。
一の谷合戦の折り源氏の捕虜になった平重衡の想い人なんだけど、
密かに知盛も思いを寄せている。彼女もまた・・・?

若村さん、本当にお綺麗。一体おいくつなのか←失礼
可憐で清らかなイメージとともに、
とても懐の深い全てを包み込むような優しさを感じます。
本を読むと、つかみ所がないけれど、どうやらストーリテラー的な役割みたい。

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平宗盛(たいらの むねもり)

大臣殿(おおいとの)=平家総大将

でた!総大将のくせに下級武士までに情けないと思わせてしまう総大将。
自分の保身ばかり気にするおおよそトップになれない人物なんだけど、
知盛としては実兄だしね、棟梁だしね。彼の一番の頭痛の種的存在。
本当に、最後の最後まで頼りなくて情けないの(涙)

お初の河原崎國太郎さんですが、なんとなくイメージあるなぁ。←失礼


平清宗(たいらの きよむね)
右衛門督(うえもんのかみ)
宗盛の息子。父宗盛とともに、最後まで醜態を見せてしまう。
親子共々、苦笑。

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阿波民部重能(あわみんぶ しげよし)

平家一門に力を貸す四国の豪族。民部と呼ばれることが多い。
平清盛の生前の腹心で、都落ちした平家一門をまるっと受け入れた忠臣なんですが、
これがかなりの曲者なんですよね。
狸親父と言うか、肚で何を考えているか分からない。
実は三種の神器に異常な執着を持っていて、
それ故に物語のキーマンとなりうるんですが、
村田さん、私のイメージの民部よりは無骨で不器用そうで、
どちらかと言うと武蔵坊弁慶のイメージだったんですけど、
無骨で頑固な所が、民部の野望に繋がるのかもしれません。

田内左衛門の教能(でんないざえもん のりよし)
阿波民部重能の息子。壇ノ浦の合戦前、源氏の策略に嵌り源氏側につく。
これが民部の動向を揺るがすんですよね。

■覚えていたほうがいい平家一門

平重衡(たいらのしげひら)←重要な役ながら、セリフの中だけの人物
本三位中将(ほんさんみちゅうじょう)
宗盛と知盛の弟。南都焼討ち(平清盛の命により)を行い、
東大寺大仏、興福寺を焼失させた。
一の谷の戦いで、源氏の捕虜となり鎌倉へ護送され、その命と引き換えに
後白河院より三種の神器の返還を迫られる。←知盛の頭痛の種②

平経盛(つねもり)
修理大夫(しゅりのだいぶ)
清盛の弟。笛の名手と名高い平敦盛の父。←髑髏城で天魔王が踊ったあの歌の人
一の谷で、敦盛ら子息をほとんど失い、壇ノ浦の戦いに望むも、
最後は弟、経盛とともに入水して果てる。

平教経(たいらののりつね)
能登の守(のとのかみ)まだ26歳の若さながら、平家随一の猛将。
壇ノ浦の戦いで、一人で勇猛果敢に源氏の武者を投げ倒す。

能登殿、今更に人を殺していとう罪なつくり給いそ。
それほどまでによきかたきか。」
(今更もう罪を作りなさいますな。
そのような雑兵は、あなたに相応しい敵といえるのですか?)

と、知盛に止められ、←この辺が平家は武士と言っても公家気質なのよね。
ならばと、源氏の船を次々と飛び移り、義経を探し回るが逃げられ、
「いざうぬれら、さらば死出の山の供せよ」
腕っぷしの立つ源氏の郎党2人を道連れに入水する。

平時忠(ときただ)
大納言。清盛の後妻となった平時子の異母兄。壇ノ浦の戦いで捕虜にされる。
でも、そののち、神器の一つ神鏡を守ったとして減刑され、
さらに娘を義経と婚姻させたらしい。びっくり!←そこまで物語には書かれていないけど

▼壇ノ浦先陣

山鹿の兵藤(次)秀遠(やまがのひょうどうつぐひでとお)

越中次郎衛門盛嗣(えっちゅうじろうひょうえもりつぐ)
平盛嗣。平家の豪遊な名将。

上総の悪七兵衛景清(じょうそうのあくひちひょうえかげきよ)
藤原景清。悪七兵衛と異名をもらうほど勇猛果敢な武将。

飛騨の三郎左衛門景経(ひだのさぶろうざえもんかげつね)
藤原景経。宗盛の乳兄弟。大力の勇者。

▼平家の女達

二位の尼(にいのあま)
平時子(たいらのときこ)平清盛の後妻(正室安徳天皇の祖母。
宗盛、知盛、重衡の母。
最期は安徳天皇を抱き、八尺瓊勾玉(やさかのまがたま)、
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)とともに入水。

建礼門院(けいんれいもんいん)
時子の娘。安徳天皇の母。
共に入水を試みるも、熊手に髪をかけられ引き上げられている。

重衡の北の方(しげひらのきたのかた)
重衡の正室
八咫鏡(やたのかがみ)を抱いて入水しようとして、源氏の兵に捕まる。

安徳天皇(あんとくてんのう)
数え三歳(満1歳4か月)で即位した幼き天皇後白河院の孫、平清盛の外孫。
この天皇の即位により、政治の実権を平家がにぎった。
三種の神器とともに、平家とともに都落ちをし、
壇ノ浦の戦い二位の尼とともに入水。
歴代最年少の数え8歳(満6歳4か月)で崩御

とりあえず、平家だけでこんなにいるんですぅ(涙)
紫文字の方だけでも、最低覚えませう。

成河くんでませんでしたね(笑)
源氏は次回!
源氏も結構多いんだ!これが(涙)