ringhun的「ベンハー」プレビュー公演まとめ〜1幕(2)
メッセラは彼に剣を渡すと、昔のように剣を振る。
「友よ、頼みがあるんだ。」
「久しぶりの友が何の話だ?そら、話してみろ。」
♫죽음의질주Reprise / 유다벤허, 메셀라
死の疾走Reprise /ユダベンハー、メセラ
「俺はローマ軍の司令官としてこの地に戻って来た。」
「そうだな。」
「今度新しくグラトス総督がやってくる。
俺はその就任行進を無事に済ませたい。
「だから?」
「何事も起こらないように、お前が民を説得してくれないか?」
「それなら軍を引き揚げさせて、私たちに自由を与えろ。
どうして俺にそんなことができると思うんだ?
俺にはそんな力は持っていない。」
「お前のうちはユダヤの名家だ。信用がある。友達だろう?」
「神を恐れないローマは悪だ。」
「友よ、頭を使えよ。」
「俺たちは民族の未来を信じる。」
「それでは、俺の言いたいことを言い聞かせる必要があるな。」
って感じの歌・・・のようです。
だんだん剣も口調も険しくなり、
最後はメッセラがジュダを突き飛ばし、剣を突きつける。
「・・・ああ、さすがローマ人らしい考え方だな。」
倒れたジュダは冗談交じりに手を差し出し起こすよう促す。
「うちに来いよ。母も会いたがっている。」
「そのうち行くよ。ローマ人であってもユダヤ人あっても。」
コロシアム建設に、こき使われる同志を横目で見ながら、複雑な心境。
でも見て見ぬ振り的ジュダ。
平和主義者というか、事なかれ主義というか。
ここまはまだジュダが、ユダヤ王族の王子たるところといえるのかな。
エスター登場。
「こんなところで何をしているんだ?」
「祈りを捧げておりました。」
「祈り?」
「ええ、ユダヤの平和を願って。」
「ところで、ご主人様は何を?」
「・・・え、星を見に来たんだ。」
「ふふふ。」
「なんだよ、おかしいか?」
「そうですね。」
「・・・あ、エスター。お前の考えが聞きたい。
そんなことをしていて本当に願いが叶うと思うか?」
「ご主人様はお祈りを信じないのですか?」
「俺は欲しいものは自分で掴み取る」
「神は心にいるのです。」←キリストの教えだね。
何かにつけ、お互いを意識し合う2人が可愛い。
오늘 밤 보고싶었던별이, 너였을까?
今夜見たかった星が、お前だったのか?
と呟いて、1人照れる。←夜空に瞬く星は、キーポイント