ringhun的「ベンハー」プレビュー公演まとめ〜1幕(5)
「私の友達のメッセラは今どこにいるのか?」
と言う問いには言葉を濁し、
彼らが立ち去った後、影に隠れていたメッセラに「お前の友達だそうが?」と牽制する。
たぶん、ここでピラトはメッセラに、遠回しに何かを命令したんだけど、
それが何かわからない(涙)
でも、この後、メッセラが動くんだよね・・・。
♫나 메셀라 Reprise/ 메 셀라
メッセラは間者に金を渡し、何かを命ずる。
貴族たちと共に、奴隷市場に訪れたジュダは、そこでエスターを見つける。
「旦那、そいつをお気に入りですか?それでは金を。」
「金など!彼女は奴隷ではない。」
「もしかしてあなたはクイントス司令官の養子となった・・・あの剣闘で優勝した・・・。」
「クイントス司令官をどうやって丸め込んだんだ?ユダヤ人のくせに。」
自分ばかりかクイントスをも侮辱する言葉に、ジュダは売人に殴りかかり大騒ぎになる。
その騒ぎの中、忍び込んできたティトたちは奴隷たちの縄を解き、エスターを連れて逃げる。
「エスター!」
彼らを追って、ジュダは洞窟の中まで来るが見失う。
背後から忍び寄るし客。
しかしジュダはその刺客を組み倒し、ナイフを突きつける。
「やめて!それはティトなんです!」
「ティト?」
それはかつてハー家に仕えていたティトだった。
しかし、ティトは、
「お前は結局ローマ人の養子になり、裕福に暮らしてユダヤを忘れた裏切り者だ!」と、
ジュダをなじる。
「もうすぐメシアが現れる。」
「なに?」
「そしてユダヤの王となり、ローマのいない国を作ってくださる。
そのために俺たちは戦っているのに、あなたは何をしているんだ?
ローマの服を着て、のうのうとしている裏切り者だ!」
「やめて!」
「俺たちは、ローマと戦う!」
「ごめんなさい。」
「いいんだ。」
「・・・それにしても、ここは?」
「カタコンベだ。」
「カタコンベ?」
「なくなった人を弔う墓所だ。」←カタコンベの説明と共に、ローマ人の神に対する思いを説明
「ローマの人にも宗教心はあるのですね。」
ローマは多神教で、その宗教を許している王こそが絶対神としていて、
一神教であるユダヤ人とはそこのところで合間見えない。
しかし、カタコンベの存在が、彼らの心を癒し、
のちにローマにキリスト教を広める余地となる。←ネタバレするなら、ラストに繋がる。
再び集まったティトたちをも伴って、養子先のクイントスの家に連れて行く。
「父さん!」
しかしクイントスは何者かに刺され瀕死の状態。
そして間者は、ジュダたちにも刃を向ける。
ジュダは彼らを倒し、生き残っている1人に「誰だ?命じたのは誰だ!」問い詰める。
「メッセラだ!メッセラに金を貰った!」
その答えに呆然とするジュダ。
「父さん、死なないで!」
「息子よ、ローマへの怒りを忘れるな。
これは運命なのだ。運命の赴くままに自分の道を突き進め。」
오랜만이구나... 너와함께... 별을보는 것이...
久しぶりだな...お前と一緒に...星を見ることが...
クイントスの死。
そしてジュダは決意する。
「・・・行こう。エルサレムへ、行くぞ。」