This is it

舞台大好き。映画も大好き。私の見たもの日記のようなものです。

「レミゼラブル」プレビュー公演2日目観ました。




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あんにょんです。

レミゼラブル」プレビュー公演2日目に行ってきました。
チケット取った時はかなり気持ちが冷めていたのに、
シーズン来るとやっぱり盛り上がるぅ。

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キャストは、この日がデビューの方々が多い
フレッシュな取り合わせ。

まず、結論から言えば、よかったぁ。
かなり心配してたんですが、心配してゴメンって感じ。
やっぱりレミゼは別格ですね。

初めましてのキャストは、とにかく若くて、
30周年にして、一気に若返ったような感じです。
それに伴って演出も勢いのあるドラマチックな演出になっていて、
かなり演劇に傾いていたように思いました。

セリフのように歌うことが多くて、
それがまだうまく曲に乗れない部分もあるけれど、
演技に重きをおく演出は私は好き。

そんなわけで、今回は各役の想いや環境なんかが明確に表現されていて
群像劇としてもストンと胸に落ちてきました。

フレッシュな学生たちは、本当にフレッシュで、
ああ、相葉アンジョ、本当に可愛い!
可愛いとか言っちゃだめなんだけど(笑笑)
志だけは高い、純粋なおぼっちゃまなアンジョで応援したくなっちゃいます。
内藤マリウスとの初々しさとのバランスも◎

橋本テナはまだ様子見てますね?って感じ
ほのかテナ夫人がことの外怖くて、リトルコゼットは泣くぞ(笑)
怖さも必要だけど、滑稽さがもう少し出て来るといいなと。

前回苦手だった川口ジャベール(苦笑)
なんか今回はよかったぁ。

バルジャンとの対決、すごく気合い入ってて迫力だったし、
彼のジャベールの解釈変わった?
すごく納得できました。
ジュンモバルジャンの解釈とバランスもいい。

ジュンモバルジャンは今季も流石の圧巻です。
前回よりも怒りを強く感じたのは、
まだ韓国版のバルジャンの色を残しているからなのか、
新しい演出なのかは、これからの舞台でわかるのかな?

でも、仮出獄したバルジャンの怒りと憤り、
司祭様との出会いをへて、「独白」で、
自分の神を見出して、
信仰の元に新しく生き直す彼の心情がストンと落ちてきました。

バルジャンが神を見た瞬間が見えた!

あの演技で、あの後仮出獄証明書を破り捨てたバルジャンの想いが、
今までとは違った新しい解釈を感じることができました。
うん、あそこで怒りも憤りも消えたんだなぁ。

赦しへの人生。

「なぜ復讐しない」
ジャベールを助ける時の彼の問いに、

「きみの職務だろう?恨みはない」

バルジャンの答えは私の心に突き刺さり、
頑なだったジャベールが心を揺らし、
地下で再会したときのジャベールの混乱した表情。
そこからの「自殺」

ああ、川口さん、あそこは素晴らしかったなぁ。

バルジャンの「独白」からジャベールの「自殺」まで、
彼らの心情と行動に全ての意味をもって、
しっかりと一つの線でつながっていました。

うん、すごい。
これが今回一番感動したこと。
今までの私の感じていたいくつかの違和感や疑問を全て解消してくれました。


コゼットは前より増して存在感。
マリウスとの恋がみずみずしくて、キュンキュン。
力一杯走り、力一杯踊る姿がいじらしく、
場違いな(失礼)恋愛が、意味のある必然性を纏う。

そしてとにかく、バルジャンとの父娘愛があふれていて、泣く!

全ての愛をもらうだけのコゼット(ずるいと思ってたww)が
なぜ愛を一身に享受されるのか、
そんなこともすっと理解できるのは、
コゼットがバルジャンを強く愛していることと、
やっぱりバルジャンの愛が強く大きいからなのかな?

プレビューから、トップギア入ってますね。

この後の公演、ますます楽しみになりました。